津山市 桑下 セメント瓦から三州陶器瓦へ葺き替え 完成
津山市 桑下 セメント瓦から三州陶器瓦へ葺き替え 完成です。
棟木の上にハイロールと言う乾式面戸シートを取り付けます。
漆喰や南蛮漆喰で行う棟の面戸の仕上げを湿式といいますが、軽量のシートを使って乾式で仕上げる方が適切な屋根も増えてきました。
このハイロールは、なんばんを使わない新しい製品・工法です。屋根の棟重量を大幅にカットするだけでなく、施工も湿式に比べて簡単ですので工期も短縮されますし、土や漆喰を一切使わない工法ですので、地震などの災害時にも土や漆喰が崩れて落ちてくることもありません。アフターメンテナンスも簡単で、棟に痛みが生じた際でもハイロールを張り替えるだけで、修理は完成します。
棟木にハイロールを被せ、棟瓦の際が来る場所から30mm程内側の位置に両端を接着します。ハイロールの両端の黒い部分は強力ブチル接着材となっていて、瓦に接着することによって、高い防水効果を発揮します。ローラーを使ってしっかりと密着させます。
最後に棟瓦を被せビスで棟木に固定します。
袖の下部分の防水処理は矢印のようにシーラーを取り付け、その上に雨押え板金を設置します。板金だけでなく、シーラーを取り付けることで、防水効果が高まります。
セメント瓦から、三州瓦 陶器瓦への葺き替え。
棟瓦・袖瓦もしっかりとビスで留め付け、工事の完了です。