津山市　屋根から土が落ちてくるとお困りのお客様　凍害による台土の崩れ　棟と隅棟の積み替え修理

今回の積み替え工事は、耐震ボルトと被覆鉄筋を使用した施工方法になります。青い四角で示しているのが「耐震ボルト」です。赤い矢印は「被覆鉄筋」。黄色い矢印は「緊結線」になります。

のし積み1段目に被覆鉄筋を取付けます。被覆鉄筋は耐震ボルトと緊結し、そこにのし瓦を緊結していきます。耐震ボルトは屋根に等間隔でしっかりと留めてありますので、隅棟の荷重を均等に受け止めていきます。

2段目には被覆鉄筋は取り付けません。のし瓦同士を緊結しその緊結線を次の3段目の被覆鉄筋に結びます。

被覆鉄筋は、1段目・3段目・5段目といったように取付けていきます。

今回は、のし瓦3段積みで4段目に雁ぶり瓦を被せる仕様ですので、これで完成になります。

赤い丸印が、雁ぶり瓦を留めている緊結線です。瓦に開いている穴はコーキングによって塞いでおきました。これで、棟の中に雨水が入ることを防ぐことが出来ます。