津山市二宮　セメント瓦から三州瓦への葺き替え工事　雨漏り修理です。始めは葺き替えではなく、セメント瓦の塗装をお考えのようでした。ご依頼いただいた当初は、以前はどこのお住まいの屋根にもあった「天日温水ヒーター」を他業者さんで取り外した際、設置していた場所とそれ以外のセメント瓦の状態が全く違っていて、遠くからでもパッと見てわかるので、見た目を美しくされたいとのお話でした。

黄色の四角の部分がセメント瓦で、赤い丸の部分が天日ヒーターが設置されていたところです。天日ヒーターがあったところ以外のセメント瓦はかなり劣化しています。

塗装などの定期的なメンテナンスを行っているセメント瓦の耐久年数は30年ほどと言われていますが、セメント瓦の生産が終了してすでに20年以上が経過していて現在使用されているセメント瓦は寿命に近いものがほとんどです。

もともとセメント瓦は表面に塗装がされていますが、紫外線や雨風により被膜が劣化し雨水を吸い込みやすくなります。雨水を吸って膨張し、乾くと縮むという性質があるのでこれを繰り返すうちに割れや欠けが発生し、雨漏りの原因になってしまいます。

また雨水を吸った瓦にはカビやコケが発生しやすくなるので、美観を損なってしまうこともあります。

こちらのお住まいでは、天日ヒーターを設置していたところは紫外線や雨風の影響が少なく、それ以外の所との劣化具合に差が出てしまったようです。

工事をするにあたり、いろいろお話しをお伺いしていくと、雨漏りの症状もあるということでしたので、何種類かのお見積りをご用意させていただきました。

「塗装のみ」「ROOGAでの葺き替え」「石付板金での葺き替え」［三州瓦(陶器瓦)での葺き替え」の4種類です。

ご説明させていただいた所、「三州瓦(陶器瓦)での葺き替え」をお選びいただきました。

まず、既存のセメント瓦を降ろして屋根地の確認をします。

防水シートに破損が見られましたので、シートも剥がして野地板を確認していきます。