苫田郡鏡野町 セメント瓦から石州陶器瓦への葺き替え 築約100年のお宅 壁際 のし積み 下準備 雨樋の交換
苫田郡鏡野町 セメント瓦から石州陶器瓦への葺き替え 築約100年のお宅 壁際 のし積み 下準備 雨樋の交換
一階部分の屋根の壁際に、のし瓦を積んでいく為の下準備をしていきます。
壁に細い木材を留め付け、そこに小さいビス(赤い丸印)を途中まで打ち込んでいきます。
ビスにステンレス線を巻き付け、最後まで打ち込んでしっかりとステンレス線を固定します。このステンレス線を緊結線として、のし瓦を固定していきます。
木材の上に台土といわれる土台を作っていきます。この土は「配合土」といい、真砂土・セメントなどを混ぜ合わせたものです。黄色の矢印は、のしを固定するための緊結線です。
台土を赤い矢印の漆喰(しっくい)で成形していきます。漆喰(しっくい)の役割は、瓦の隙間を埋めることで、瓦の下にある台土を守っています。 漆喰には、防水効果に加えて接着効果があるので瓦を接着させる役割も果たしています。
新しい樋の取り付けが完了しました。
雨樋は常に紫外線や雨にさらされているので、耐久年数の長い素材を使用した樋でも定期的なメンテナンスが必要です。
自分でできる点検項目としては、「雨がたくさん降った際に、雨樋から雨水が溢れていないか」「変形やゆがみ亀裂がないか」「接合部がずれていたりしないか」などです。高所部分の点検ではしごや脚立が必要となる場合は、危険ですので無理をせずにいつでも弊社にご相談ください。