苫田郡鏡野町 石州陶器瓦への葺き替え 築約100年のお宅 壁際のし積み 谷部奥の隅棟 木下地作成 板金
苫田郡鏡野町 石州陶器瓦への葺き替え 築約100年のお宅 壁際のし積み 谷部奥の隅棟 木下地作成 板金
壁際の、のし瓦を二段積んだところでモルタルで固めます。
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プライマー(接着剤)を塗って、建物(壁やのし瓦)と漆喰の接着力を上げます。雨や風にさらされる場所に使用することで漆喰がはがれにくくなります。
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また、下地のモルタルからのアクが漆喰に染み出すことを防ぎ、美しさも長持ちさせることが出来ます。この上に漆喰を塗っていきます。
漆喰を塗る前に、マスキングテープで養生をしておきます。
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マスキングテープをはがせば、赤い線のところで漆喰がまっすぐに仕上がるようになっています。
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壁際の漆喰がきれいに出来上がりました。
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次に、谷部の奥にあった隅棟ですが、少し困ったことになりました。
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隅棟の改修をする予定だったのですが、奥まで手が入らず作業が出来ません。
しかし、隅棟の状態は悪く、このままにしておけば、いつ雨漏りが発生してもおかしくない状態です。
そこで、木下地を作成し、そこに板金を張って雨仕舞いすることにしました。
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赤い矢印が、既存の隅棟があったた部分です。谷と接している平部の端に板金を立て、隅棟側への雨の侵入を防ぎます。また、隅棟部分もかなり奥の方まで、板金を差し込んで被せました。
黄色い矢印のところを見ていただくと、板金が立ち上がっているのがわかると思います。こうすることによって、雨水の溢れを防止しています。
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板金工事が完了しました。赤い丸の部分ですが、見違えるようにすっきりとした外観になりました。