セメント瓦 谷からのオーバーフローによる雨漏り修理 毛細管現象による防水紙の浸水 防水紙張り替え 葺き直し
セメント瓦 谷からのオーバーフローによる雨漏り修理 毛細管現象による防水紙の浸水 防水紙張り替え 葺き直し
新しい防水紙を既存の防水紙の下に潜らせるようにして張っていきます。
潜らせて重なりになる部分にはコーキングを打って、雨水の侵入を防ぎます。
防水紙は、改質アスファルトルーフィングといわれるもので、元々あったアスファルトルーフィングの欠点であった状態変化による劣化を克服するために、アスファルトにゴムや合成樹脂、ポリマー、プラスチックなどを混ぜ合わせ、耐久性を高めたものです。20年以上の耐久年数が見込まれています。
瓦などの屋根材があれば、雨や雪は防げると思われるかもしれませんが、風向きや積雪による雨水の侵入はどうしても完全に防ぐことが出来ないので、このルーフィングを張って防水効果を高めています。
ルーフィングの上に、瓦を葺くための部材を取り付けます。
黄色い矢印は流水テープといい、屋根地に雨水が侵入した時に、雨水が屋根地にとどまらずにこの流水テープを伝って軒先に出ていくようになっています。流水テープという呼び名のほかに「流し桟」や「キズリ」とも呼ばれています。赤い矢印は桟木です。この桟木に瓦を留め付けます。
図にするとわかりやすいかも知れません。
外しておいた瓦を、桟木に釘を使い留め付けていきます。
すべての瓦を元通りに戻して、修理の完成です。