津山市 セメント瓦から三州・陶器瓦へ葺き替え 棟金具取付
津山市 セメント瓦から三州・陶器瓦へ葺き替え 棟金具取付です。
ルーフィングの上に、瓦を留め付けるための桟木(さんぎ)を取り付けます。
その時、ルーフィングと桟木の間に流水テープもつけます。
赤い矢印が桟木、黄色い矢印が流水テープです。流水テープという呼び名のほかに「流し桟」や「キズリ」とも呼ばれています。
流水テープは高さが2.5㎜~3㎜で、防水紙と桟木にサンドイッチにされるように設置します。そうすると、流水テープの高さの分、防水紙と桟木の間に隙間を作り瓦の下に侵入した雨水が桟木で堰き止められることなく、スムーズに軒先へと流れ出る仕組みになっています。
流水テープと桟木を屋根地に取り付け終わると、いよいよ瓦を葺いていきます。
今回は三州瓦の陶器瓦に葺き替えです。
軒先の瓦は風による吹き上がりの影響を受けやすいので、耐風L釘を使用し3点を留めます。
平部は黄色の矢印部分の溝が瓦同士をロックする作りになっているので、1点を釘で留めます。
瓦は下から上に向かって葺いていきます。そして、屋根の一番上、頂上部分は棟と呼ばれる部分になります。ここには棟瓦(むねかわら)または雁ぶりという瓦を施工します。
棟瓦を屋根に留めるために、屋根地に強力棟金具を設置します。これは、棟木(むねぎ)を固定するためのもので、赤い矢印が棟木になります。
強力棟金具は等間隔で設置していき、瓦の重さが均等に屋根に伝わるようにしています。