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株式会社竹内瓦 株式会社竹内瓦

【施工中の様子】石州瓦 屋根修理

津山市旧勝北町 石州瓦 屋根修理

ご依頼の経緯

津山市旧勝北町にお住まいのお客様よりご近所を工事している最中に、雪で屋根から土が落ちてきているから見積りと屋根点検をしてほしいと御声掛けを頂きました。即時現地に伺い、点検と被害ヶ所の確認を行いました。一条工務店で建てられたお宅で、石州瓦のお家です。確認の結果隅棟の台土・中の土が崩れ、土が屋根上から落ちていました。被害の原因は凍害によるものでした。屋根瓦は常に外気に晒された状態なので地域に合った材料を見極めることがとても重要になります。地域に合った材料を見極める事で耐久性もかなり向上すると考えられます。今回のような自然災害が原因の工事だと、お客様のご加入されている火災保険での対応が可能な場合があります。ご自身での判断が困難な場合、お問合せを頂ければ現地に伺いお力添えいたします。

ドローン撮影を行った修繕箇所の写真です。

凍害により隅棟の台土・中の土が緩み、漆喰(しっくい)が剥がれている状態です。

解体した状態です。凍害により中の土が緩んでしまい、いつ崩れてもおかしくない状態です。

鬼瓦が特注品の為、再利用させて頂きました。鬼瓦を再利用する場合、一度解体して再度設置する際に矢印の銅線を新しいものに交換し、設置しております。

矢印の縦筋を900㎜ピッチ以内で隅木に打ち込み、隅棟を強化しています。

矢印の被覆鉄筋を隅棟の1段目、3段目、5段目~に設置し縦筋に緊結しています。全てののし瓦を矢印の被覆鉄筋に緊結する事により、隅棟を強化しています。

地震の際、最も多い被害は和瓦で施工した隅棟部、棟部になります。図のような施工方法だと、土やハリガネ状の緊結線を使用し施工していますが屋根地に緊結していないので、瓦が脱落しやすい施工方法と言えます。弊社では縦筋や金具を使用し、棟木や隅木に強く緊結しているので、地震や台風時に瓦の落下や飛散しにくい施工方法を採用しています。

2段目ののし瓦はステン線を3段目まで伸ばし3段目の被覆鉄筋に緊結します。3段目の被覆鉄筋に2段目ののし瓦を緊結し5寸丸を止付ける為、矢印の銅線を取り付けます。

3段目から出しておいた銅線で5寸丸を止付け完了です。

完成写真です。

修繕箇所の写真です。 矢印部分の隅棟の漆喰が剥がれ、台土・中の土が緩み出てきている状況です

土が緩んでしまっている為、瓦も緩み抜けそうになっており危険な状態です。

解体後、他の隅棟部と同様に縦筋を隅木に打ち込み、被覆鉄筋に緊結しのし瓦を被覆鉄筋に緊結する施工方法で積み替えています。

完成写真です。

修繕箇所の写真です。

隅棟の漆喰が剥がれ、台土・中の土が緩み出てきている状況です。

解体後、他の隅棟部と同様に縦筋を隅木に打ち込み、被覆鉄筋に緊結しのし瓦を被覆鉄筋に緊結する施工方法で積み替えています。

台土の漆喰が剥がれていますが、中の土は生きていたので面戸漆喰の補修で対応させて頂きました。

既存の台土にシーラーを塗布している様子です。

既存漆喰が剥がれている部分を塗り直し完了です。

完成写真です。部分修理のため、修繕箇所が目立たないよう同じ仕様で施工しています。お客様にも喜んでいただけてやりがいのある工事をさせて頂きました。