津山市西下 石州瓦の葺き替え 大屋根 破風尻の、のし瓦積み 漆喰補修
石州瓦の葺き替え 大屋根 破風尻の、のし瓦積み 漆喰補修
今回は、破風尻部分の補強と美観を整えるため、のし瓦積み(のし積み)と漆喰仕上げを行いました。
破風尻は風雨の影響を受けやすいため、適切な補強と防水処理が重要になります。


まず破風尻の破風板へビスをしっかりと留め(赤丸)、そこへ被覆鉄筋を緊結して横筋(補強筋)として設置します。この横筋が、後に積み上げる「のし瓦」の確実な固定力につながり、耐風性・耐震性を高めます。
続いて、基礎となる台土(だいど)をコテで成形し、水平と厚みを調整します。
のし瓦を正確に積むための重要な工程で、ここでの仕上がりが棟全体の直線性を左右します。


台土の形が整い、のし瓦を積むための準備が整いました。台土の際には、面戸漆喰(めんどしっくい)を塗っていきます。面戸漆喰は、雨水の侵入を防ぐ“防水の要”となる大切な部分です。
白く仕上がるため見た目も美しく、破風尻全体の印象が引き締まります。



1段目ののし瓦を置き、ステンレス線の緊結線でのし瓦(赤矢印)と破風板に留めたビス(赤丸)をしっかり固定します。
2段目も同様に、上下ののし瓦を緊結線で確実に縛り、固定していきます。
段が増えるごとに強度が増し、美しい高さ・厚みが生まれます。


のし積み完了後、漆喰仕上げの前に下地を整えます。セメントで下地を平滑に調整し、漆喰の仕上げのラインを整えるために養生テープを貼っておきます。密着性を高めるためにプライマーを丁寧に塗布します。この工程を正しく行うことで、漆喰の剥離を防ぎ耐久性が大きく向上します。


最後に、白漆喰で美しく仕上げます。
破風尻のラインが際立ち、屋根の端部が強く・綺麗に再生されました。
漆喰は防水性・耐久性に優れ、屋根全体の寿命を延ばす大切な仕上げ材です。
今回の工事では、
✅ 破風尻の補強(被覆鉄筋・緊結工法)
✅ のし瓦の確実な固定
✅ 面戸漆喰での防水
✅ 漆喰仕上げによる美観アップ
と、屋根の耐久性と見た目の両面をしっかりと修理・補修しました。
破風尻部分の傷みは、雨漏りの原因にもつながるため、早めの点検・修繕がおすすめです。






















