鳥取県 八頭郡 雨漏り修理 瓦葺き替え 軒先瓦の留め方 桟瓦の留め方 のし瓦積み
鳥取県 八頭郡 雨漏り修理 瓦葺き替え 軒先瓦の留め方 桟瓦の留め方 のし瓦積み
屋根地を補修した軒先から平部に新しい瓦を葺いていきます。青い丸印は軒先瓦の留め方で、黄色の丸印は桟瓦の留め方です。


軒瓦は3点で留め付けます。一番軒先に近い部分はL釘という、頭の部分がL型になっている釘を使用します。L型部分を瓦のロック部分に咬ませて留め付けることによって、瓦の吹き上がりを防ぎます。
軒先は、風の吹き上がりの影響を一番受けやすいところなので、しっかりと留め付けていきます。



この部分は、屋根と屋根の接合部分になります。複雑な形状の屋根は、こういった接合部からの雨漏り発生が多いので、細かい部分まで施工していきます。
台土を盛り、漆喰(しっくい)で補強し、その上にのし瓦を施工していきます。
漆喰は瓦や壁の上塗りの材料として、5000年以上も前から様々な建築で使用されています。ここで使う漆喰の役割は、接合部の隙間を埋め、接着力を高め、さらにのし瓦の下にある台土を雨風から守ることです。
のし瓦は黄色い丸印の部分で、土台になる木材に打ち付けた釘と緊結線を使って留め付けています。
この上に板金を被せて、防水します。

谷板の交換も行いました。谷板金は屋根の面と面の接合部であることと、雨水の排水経路でもあるため雨漏りのリスクが高い部位です。
谷部に雨漏りが起こりやすい理由は、谷板金はサビて穴が開いてしまうことがあり、そこから雨水が屋根地に回ってしまうことがあります。穴が開く要因は経年劣化だけでなく、酸性雨などの影響もあります。また、谷板にゴミが溜まって、雨水の流れが滞り、谷板から溢れたりすることもあります。
新しい板金に黄色い矢印の谷板専用シーラーを取り付けます。これは谷を流れる雨水が溢れないようにする為に取り付けます。小動物やごみの侵入を防ぐためにも役立ちます。
棟や、谷がたくさんあったり、凝った作りの屋根にお住いの場合は、雨漏りなどの不具合が起きていなくても、定期調査を依頼してみるのもいいかと思います。特に築年数が10年以上経過している場合は、谷板のチェックなどご相談ください。
ドローンでの空撮点検も可能ですし、職人が直接屋根に上がっての点検も承ります。
現場調査、お見積もりは無料ですので、お気軽にご相談ください。