奈義町 大雪によって壊れた屋根修理 隅棟修理 のし瓦の耐震
本日も奈義町にて、大雪によって壊れた隅棟の修理を行います。のし瓦を耐震施工で積んで修理していきます。
緑の丸印は、土台となる隅木と鬼瓦を固定するための銅線になります。
この銅線は3本以上でよりをかけ、緊結しています。
黄色の矢印の被覆鉄筋を、隅棟の1段目、3段目、5段目~設置し耐震ボルトとのし瓦とに緊結しています。全てののし瓦を矢印の被覆鉄筋に緊結する事により、隅棟を強化しています。
断面で見るとこのような感じです。一段目の被覆鉄筋は、セメント・真砂土・粘土質の土などをミキサーで混ぜ合わせて作る「配合土」の中に隠蔽されているのでわかりませんが、手順にそってのしを積んでいきます。
この、「配合土」は施工地域が寒冷地なことがほとんどなので、凍害対策として使用しています。
このような手法で施工している会社は大変少ないです。
職人によって丁寧に仕上げていきます。金づちの柄を使って、のし瓦の角度調整を行っています。
一番上に雁ぶりを被せ完成となります。雁ぶりは隅木に固定した、のし緊結線を使用して緊結します。