瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。
試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

瓦の構法や設計・施工・品質管理など、瓦屋根の工事に関する適正な知識と技能を有していることの証明として、「一般社団法人　全日本瓦工事業連盟」が発行している資格です。
近年では、資格の内容も時代に合わせたものへと変化しており、瓦屋根の知識だけでなく建築全般の知識や、若手職人の育成といった部分まで含めて判断されます。

建設現場の施工プロセスを監督する専門家です。施工技術・建築基準・安全基準などの専門知識を持ち、施工現場が予定通り、予算内、品質を保って完了する事を確認します。問題や変更を処理し、現場の安全を確保する建築現場には欠かすことのできない国家資格です。
（仕上げ）は内装や外装といった、構造部分以外の工事の施工管理スキルを認定します。

「ものづくりマイスター」とは優れた技能と経験を持つ者です。その豊富な知識と技術を活かし、中小企業や学校で若年技能者への実践的な実技指導を行います。また、後継者への技能の継承・育成も行います。
ものづくりなどの優れた技能、経験を有する者を厚生労働省が「ものづくりマイスター」として認定・登録します。

「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」とは、平成13年に強風や地震に対する脆弱性を改善するために制定されたものです。
ガイドライン工法で施工された屋根は、令和元年房総半島台風による屋根被害調査にてほとんど被害がないことが検証されました。
弊社は、瓦工事店の全国組織である（一社）全日本瓦工事業連盟にて講習会に参加し、適合施工店に登録されています。

この資格は、一定水準以上の高度な技能を持ち、指導力もある技能者であることを保証する制度になっています。
交付された職業訓練指導員免許は全国で有効です。

甍賞とは粘土瓦の美しさと機能性を活かしつつ、新しい使用方法を開発することを目的に実施されている 瓦屋根の設計実例コンクールです。
「粘土瓦」が生むさらなる建築美を求め、「粘土瓦」を使用した優れた施工例の表彰がなされていました。